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Lewis Leathers 改造計画

革フェチとして、ライダースジャケットには常にあこがれを抱き続けてきました。 ついにバイクには乗らなかったけれど、カフェレーサーと呼ばれる、ライダースジャケットをファッショナブルに着こなし、街を軽く流してカフェに集うようなライダーが好きです。 ライダースジャケットは長く持ち続けるのが難しい服で、シーズンがはっきりわからないし、場所はとるし、メンテナンスは必要だし、好みのサイズが変わってくるし…。何着も買って、何着も捨ててきました。 そのなかでルイスレザーのヴィンテージを二着手に入れて持っています。 ルイスレザーについて簡単に説明しておくと、アメリカを代表するショットみたいなライダースジャケットに対して、イギリスではロンジャンと呼ばれるライダースジャケットが主流で、その代表格。 ライトニングと、それをちょっとスタイリッシュにモディファイしたサイクロンというタイプが二大看板で、もっとも高騰したときにはヴィンテージの良いサイズで人気のカラーだと二百万なんて値段で取引されたこともあります。 基本的にはオーダーだったから、良い形、良いコンディションのものの絶対数が少ないんです。ルイスレザーのヴィンテージなのにペンキで絵がかかれていたり、バッジだらけになっているのを見かけると、「あれのオーナーがきれいなプレーンな状態で着ていたらなあ」と残念な気持ちにもなります。 でもそんなのは本人の好み。 で、ぼくが持っているのはそこそこ古いスーパーファントムと、ちょっと古いスーパーモンザ。スーパーというのは長めのタイプに付けられる証。 どちらもレーサーが着るようなスタイルで、街でふつうに着ている分にはどう

ムカデになりたいわけじゃない

高校生の頃、フィルムを買うお金が欲しくて親が昼食代にくれたお金を貯めて、お昼は屋上でトースト一枚と水で過ごしていました。 同じようにしている同級生がいて、何がほしいの?と尋ねたら、ローファーと答えました。値段を聞いたら6万とか言っていたから、たぶんオールデンかウェストンですね。 小6のとき、爆発的にリーガルのスニーカーが流行って、横にRと書いてある白いスニーカーなんだけれど、ぼくは足が大きいのと家があまり裕福じゃなかったから買えなくて、でも母親がよく似たスニーカーを探してきてくれて、喜んで履いていったら「RじゃなくてKって書いてあるぞ」と、いまならいじめだと問題になるくらいの感じでみんなにからかわれました。母には悪かったけれどもう履かなかった。 自分で働くようになってから靴好きが芽生えたけれど、とにかく足が大きいので合う靴を売っていません。大きい靴の専門店とか行くと、プロレスラーとお相撲さんのサインが飾ってあって嫌だったなあ。欲しい靴まったくなかったし。 初めてロンドンに行って、コベントカーデンにあるドクターマーチンでサイズを言ったら、一つ上と一つ下も持ってきてくれて、店に行って自分のサイズがあるなんてことまずなかったから、イギリスってすげえなと素直に驚きました。 とにかくみんなゴツい革靴を履いていて。名言だと思うけれどあるデザイナーの父親が「安い靴を買うほどお金がなかった」と言っていて、いい靴をリペアしながら履くほうがずっとお得なんですね。 オールデンたち。 クロケット&ジョーンズたち。 フランス連合チームたち。

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