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ロックンロールは鳴り止まない

いやもう最高でした。 銀座の中心で愛を叫んじゃったくらい。しかも僕のDAP(デジタルオーディオプレイヤー)からは、ちょうどジョニ・ミッチェルの「逃避行」が流れていた。 日本史も世界史も苦手で、フランス革命と明治の始まりはどっちが先かも怪しいくらいだけれど、唯一と言っていいくらい年表を覚えているのがロック史です。 だから「ここに写っているディランは、この後にツアーに出て、それが映画になった『Don’t look back』を擦り切れるまで見たんだ」とか、「このギターを使っているってことは、まだ2ndアルバムは発売されてなくて、ということは・・・」なんてことが次から次へと蘇ります。 写真ならではのディテールとして、このミック・ジャガーが着ているリーバイスの2nd(デニムジャケット。高値で取引されている)は、ヴィンテージとして買ったものじゃなくて、ほんとうに当時そのまま売られていたものなんだな、とか発見もある。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティくんの感覚。 すごい。これこそ写真。 これは史実に基づいた映画です、なんてのと違って、ほんとうにそこで起こっていたこと。 かつて・あった・それは ある写真と対峙しているとき、その時代を生きているような疑似体験をしてしまう。 知人のオーディオマニアは、自分のオーディオの理想を「ある種のタイムマシンにすること」だと言い、録音されたときに実際に演奏されていた音(と演奏していたミュージシャンたち)を蘇らせることを第一に考えているそうです。 いちど家に招待してもらって、持ち込んだピンク・フロイドの「炎」を聴かせてもらったけれど、目を開けたらそこ

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©1994~ Yukio Uchida