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シグマによる脱構築

Prologue おそらくシグマにはずっとジレンマがあって、それを象徴しているのは、シグマのカメラの新製品発表会なのに、そこで撮影するのにシグマ製品を使っている人がいないこと。 レンズならいます。dp Quattroをお守りみたいに首から下げている人も多い。けれども取材用のカメラにシグマ製品を使っている人はいません。 理由は明白で、シグマのカメラには致命的と言っていい弱点があり、高感度に弱く、連写が苦手で、撮った写真の取り回しに制約があるから。そこにバッテリーも加えていいかもしれません。 新製品の発表会だったら、画質は犠牲にしてでも速写性と簡便性と確実性を優先するでしょう。 僕の前にいた人は、まずカメラで撮って、スマホで撮って、GoProで撮って・・・って超大変そうでした。それぞれの用途があり、それに適した機材がある。 シグマは光学に関する高い技術とこだわりを持ち、それを活かすためにFoveonという怪物と共棲することを決めて、ついにはそれを飼い馴らすことができたのに、シグマのカメラはポピュラリティを獲得するには至っておらず、一部の熱狂的とも言えるファンは獲得したものの、高画質のための選択肢に加わることもできていないのが現状です。 フルサイズ参入、ライカとパナソニックに加わった同盟に目が向いているとき、まったくべつのベクトルで新製品の開発が進んでいたなんて思いもよりませんでした。レンズも素晴らしい製品がたくさんリリースされるようですが、何と言ってもシグマ fpが発表会の目玉。 SIGMA fp スマートフォンによる画像、レンズ交換式カメラによる写真、あとは動画、あえてそれ

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©1994~ Yukio Uchida