

かじりかけの林檎のための
2010年ごろだと思うけれど、メイン機はニコンF4で単焦点を揃えてリバーサルフィルム、自分の作品はライカM3、M2でモノクロだったのだけれど、シグマから「トークショーをやりませんか」とオファーを受けました。
作品をシェアするとしたら、オリジナルプリントの展示か、自分名義の本か、スライドを使ったプロジェクターの上映しか許されない風潮の時代。 そういうの向かないと思っているんで、と一旦は断ったけれど、「ウチダさんの世代が表に出てメッセージを発信していく必要があると思います」と説得されて、銀座のアップルストアでトークショーやりました。 アップルのサポートも手厚いし、これまでトークショーやった会場でいちばん好きです。お客さん全てと目が合うくらい親密で、会場のどこにいても死角がない。 音響も最高。マシンはモンスタースペック。 そのときはまだWindowsをメインにしていたけれど、同時期に写真家が集まるディスカッションがあって、海外の人がMacBookを持ち込んでちゃんとプレゼン資料を作ってきた姿を見て、「これからの時代はこういうスキルも必要だな」と思い、