time after time
DAP(デジタルオーディオプレイヤー)を買ったので、iPhoneで音楽を聴くときは音質よりは楽しさを追求しようと思い、幾つかのアプリを試してみてboomというものを今は愛用しています。
すこし課金が必要だけれど、サラウンド効果による音の広がりを作り出してくれるもの。
擬似的ですが、耳馴染みのある曲が新鮮に響いて、ヘッドフォンに固有の音場の狭さを緩和してくれます。
いまマイルス・デイビスの「Time After Time」を聴いていました。
電気グルーブの石野卓球さんがラジオにゲストで呼ばれて昔話に花を咲かせていたとき、「80年代が豊かだったという象徴のように感じる」とKAJA GOO GOOの「君はToo Shy」を選曲して、強く印象に残りました。a-haでもDuran DuranでもNew Orderでもなく、KAJA GOO GOOだった。
このマイルスのカバーを聴くと80年代の豊かさを感じます。
そこには肥沃で広大な畑があって、効率など考えずに植えた麦がすくすくと育ち、それをみんなで刈り取って、製粉したての小麦粉で焼いたパンの味みたいな。いや、それだと70年代になっちゃうのかな。いずれにせよ豊かな環境のなかでの大人たちの戯れによる産物。
それにしてもこのGUIダサいな。
80年代っぽすぎて涙で目が滲んで曲目が見えない。