続・desktop 拡張
前回の記事(「デスクトップ拡張」にあるように、主にパソコンで用いてる机の天板を広げて、作業効率の向上を目指そうと決心しました。
ついでに「木ってやっぱりいいな」という最近の心境を加味して、水性ステインで色をつけ、ワックスによるオイル仕上げをすることに。
海外のサイトなどで画像を集め、イメージを膨らませてから、作業工程に関しては国内のサイトを色々と参考にさせてもらいました。
D.I.Y.のブームもあってか、とてもたくさんの情報があって助かりました。パソコンの調子が悪いときの対処法とD.I.Yに関しては、ほんとうにインターネットに感謝します。その人たちへの感謝と、すこしでも後に続く人たちのためになればとの思いから、体験談を残しておきます。
ステインにするかワックスにするか併用するか、ステインだとしたら水性か油性か、最後に何色を選ぶか、といったことはすごく難しい問題のようで、色見本をアップしているサイトが参考になりました。でも一応はぼくはその専門でもあるので事情は理解できますが、光の質によって見え具合はまるで違うという、大きな問題に直面しました。やり直しはコストと時間で大変に面倒な作業になってしまうため、一発勝負です。
木目をなるべく生かしたいのと、手触り(手に汗をかきやすいので、キーボードを叩くときの木の感触は大事)を考慮して、水性ステインを選び、保護の意味合いからワックスを薄く塗って仕上げることにしました。
水性ステインはアサヒペンのオーク、ワックスはIKEAオリジナルのBEHANDLA。
チェリーは赤すぎるように見え、ウォールナットは落ち着きはあるものの色が沈みすぎて、その間くらいの色はないかな・・・と探していて、見つけました。身近なところでよく見る色だと、スターバックスのテーブルなどが近いと思います。
Amazonや楽天のレビューで、「思ってた色と違ったから★★☆☆☆」みたいのたくさん見たけれど、「身長187cm体重82kgでシルエットを気にしてMを買ったけキツくて着れません」とか言うのと変わらないような。
ワックスは、肌が触れている時間が長いから、ブライワックスみたいなのよりは環境に気遣っているらしいIKEAのものがいいと思って決めました。
体験談はあまりなかったけれど、作業しづらいとのコメントをいくつか見ました。その通りだと思います。量はたくさんいるし、効率もあまり良くない。でも人気みたいです。IKEAの家具の手入れにも使えるし、子どもがいる家庭などでは安全に使えるワックスとして評価されているみたい。買うときにも、見つからなかったから店員に尋ねたら「あれ人気なんで、在庫あるかわかりませんよ」と言われたくらい。でも大量に売っていました。
ほぼ忠実な色で撮ってあると思います。
黒と白とグレーを一緒に写しておいてくれるとありがたい、というのがネット情報に対する感想。
電源の入っていないiMacだとその条件を一発でクリア。
水性ステインは刷毛で塗るのは問題ないとして、ワックスはスチールウールとスポンジとウェス
(布)とそれぞれのメリットとデメリットがあり、一応全部試してみました。
IKEAのワックスに限ってはスポンジで塗ってスチールウールで磨くようにして、半乾きのときウェスで拭き取るのがいいと思います。均等にたっぷり塗る必要があってそれにはスポンジが適していて、スチールウールはテクスチャーを整えるのに向いていて、ウェスで仕上げるとムラがなくなります。
ツヤが出にくいので、完全に乾いたらブラシで磨くのがオススメ。これネットに載ってなかったので太字にしておきます。
逆光で見るとこんな感じ。
テーブル全体にグラデーションをつけるように、左に明るいもの、右に行くに従って暗めのものを置いています。自然光は右から入ってきて、テーブルライトは左から照らすようになっているから。作業の時間と内容でメリハリを持たせるため。
テーブルをきれいにして思ったのは、最後はケーブルなんだよな、ということ。
♪きれいなテーブル、醜いケーブル、オレはノーブル、疲れたときにはレッドブル。
前に赤坂で、友達との待ち合わせまで時間があったから冷やかしみたいにB&Oのショールームに入って、「ここまでかっこいいとケーブルが気になると思うんですが、みんなはどうしているんですか?」と辛口の質問をしたら、「家を設計するときに埋め込みにしているお客様も多いです」だって。
左にあるのが「レベル5でドラゴンに出会ったときみたいな無力感」を経験させられたIKEAの組み立て式キャスター。日本で売られている机の多くは70cmなので、収まりがすごくいい。