Lewis Leathers 改造計画

革フェチとして、ライダースジャケットには常にあこがれを抱き続けてきました。

ついにバイクには乗らなかったけれど、カフェレーサーと呼ばれる、ライダースジャケットをファッショナブルに着こなし、街を軽く流してカフェに集うようなライダーが好きです。

ライダースジャケットは長く持ち続けるのが難しい服で、シーズンがはっきりわからないし、場所はとるし、メンテナンスは必要だし、好みのサイズが変わってくるし…。何着も買って、何着も捨ててきました。

そのなかでルイスレザーのヴィンテージを二着手に入れて持っています。

ルイスレザーについて簡単に説明しておくと、アメリカを代表するショットみたいなライダースジャケットに対して、イギリスではロンジャンと呼ばれるライダースジャケットが主流で、その代表格。

ライトニングと、それをちょっとスタイリッシュにモディファイしたサイクロンというタイプが二大看板で、もっとも高騰したときにはヴィンテージの良いサイズで人気のカラーだと二百万なんて値段で取引されたこともあります。

基本的にはオーダーだったから、良い形、良いコンディションのものの絶対数が少ないんです。ルイスレザーのヴィンテージなのにペンキで絵がかかれていたり、バッジだらけになっているのを見かけると、「あれのオーナーがきれいなプレーンな状態で着ていたらなあ」と残念な気持ちにもなります。

でもそんなのは本人の好み。

で、ぼくが持っているのはそこそこ古いスーパーファントムと、ちょっと古いスーパーモンザ。スーパーというのは長めのタイプに付けられる証。

どちらもレーサーが着るようなスタイルで、街でふつうに着ている分にはどう考えても過剰なデザインです。

左が黒のスーパーファントム、マルタン・マルジェラの有名なレザージャケットとは逆の向きに、大きなファスナーがついているのが特徴。ファッション関係者に人気!とたまにネットで見かけますが、街で着ている人を見たことがありません。

よく仕事先で「今日はバイクなの?」と冗談を言われるけれど、コンビニだって入るの躊躇うくらい違和感があります。

そこで、さっき「オーナーが余計なことしないでプレーンな状態で着ていたら」と残念に思うと書いたばかりなのに、腕にあるパッドを切り離してしまうことを思いつきました。

ここのパッドは日常生活にプラスになりません。腕が曲げづらい。手入れも面倒だし。ルイスレザーの象徴ですけれど。

カッターだとボディに傷つけるかもしれないから、ハサミを入れて糸だけを切っていくようにしてパッドを剥がしました。先に右腕だけやってみて、ひどいことになったら「写真を撮るのにコッチだけは邪魔だったから」ということにしようかと思ってました。

パッドを剥がすと、その下にあるのは”数十年前の超きれいな革”のはずが、意外に質の良くない状態で、たぶんメンテナンスがされなかったからでしょう。ぼくは何度か水洗いしていて、そのあとにこの部分だけはオイルを入れてあげられなかったから。

中のスポンジが経年変化で劣化しているものも多いのだけれど、ちゃんと弾力ありました。

推奨はしないですが、記録としてここに残しておきます。

”ルイスレザー パッド 切り取り”で検索しても、一件もヒットしなかったから。

なにかに再利用できないか考えています。カメラバッグのパッドとかいいかも。

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©1994~ Yukio Uchida