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ロックンロールは鳴り止まない

January 10, 2019

いやもう最高でした。

銀座の中心で愛を叫んじゃったくらい。しかも僕のDAP(デジタルオーディオプレイヤー)からは、ちょうどジョニ・ミッチェルの「逃避行」が流れていた。

 

日本史も世界史も苦手で、フランス革命と明治の始まりはどっちが先かも怪しいくらいだけれど、唯一と言っていいくらい年表を覚えているのがロック史です。

だから「ここに写っているディランは、この後にツアーに出て、それが映画になった『Don’t look back』を擦り切れるまで見たんだ」とか、「このギターを使っているってことは、まだ2ndアルバムは発売されてなくて、ということは・・・」なんてことが次から次へと蘇ります。

写真ならではのディテールとして、このミック・ジャガーが着ているリーバイスの2nd(デニムジャケット。高値で取引されている)は、ヴィンテージとして買ったものじゃなくて、ほんとうに当時そのまま売られていたものなんだな、とか発見もある。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティくんの感覚。

すごい。これこそ写真。

これは史実に基づいた映画です、なんてのと違って、ほんとうにそこで起こっていたこと。

 

かつて・あった・それは

 

ある写真と対峙しているとき、その時代を生きているような疑似体験をしてしまう。

 

知人のオーディオマニアは、自分のオーディオの理想を「ある種のタイムマシンにすること」だと言い、録音されたときに実際に演奏されていた音(と演奏していたミュージシャンたち)を蘇らせることを第一に考えているそうです。

いちど家に招待してもらって、持ち込んだピンク・フロイドの「炎」を聴かせてもらったけれど、目を開けたらそこにデヴィッド・ギルモアが立ってるんじゃないかと、本当に思えました。

写真にも間違いなくそれに似た力があります。

「ジギー・スターダスト」のレコードジャケットを見ていると、ミック・ロンソンのギターアンプが唸りを上げて最初の一音をかき鳴らそうとしている姿が思い浮かび、そのアルバムを聴いてきた自分の過去が投影されます。


キャプションもすごく良くて、愛に支えられていて最高です。当時の写真家とミュージシャンの距離の近さがひしひしと伝わってきます。カメラがあるおかげで対話できたんだな。

もうね、ピントとか構図とか、レンズの描写とか、そんなの一度も頭をよぎらなかったです。使っているカメラのことはちらっと考えたけれど。もうニコンF2は発売になっているのかな、とか。

ぜんぶ見終わって、あれ、ジョニ・ミッチェルいなかったぞ・・・と思っていたら、最高のところで笑っていました。

 

これだけの写真展を、有料とはいえカメラメーカーのギャラリーで開催するところが、すごく好きです。言ってしまえばなんの得もない。費用対効果とか、リーチ率とか、客単価とか、そういうのとは縁遠い、ほとんどファンタジーの世界。

でも写真というものの奇跡を、これほど身近なものから感じられ、もしかすると写真を買って飾る喜びを、自分に言い訳しながらでも体験できるきっかけになるかもしれないと思います。ジャニーズとかアイドルの生写真を、原宿あたりで買ったことある人もいますよね? あれ違法だけど。
それが合法で、ビートルズやドアーズです。しかもプリントが超きれい。アート作品でもある。

いまからジミ・ヘンドリックスがワイト島でライブやるけど、最前列で見られるチケットがあるから買わない?と言われたら、月に行くのと同じくらいの金額でも迷う人はいますよね、きっと。

 

よし僕も!
と思ったけれど、ディランとジミヘンとドアーズとジョニ・ミッチェルとボウイとニール・ヤングと、そのなかから一枚のアルバムだけを残してあとは捨てる、なんてことできる? 選べない。

それでも一枚を選べっていうなら、いちばん欲しかったのはこれ。
ネタバレしないように小さく撮ったし、上に書いた記事もロックファンのお約束は守りつつもネタバレでがっかりさせないよう気を遣いましたが、あまりに興奮しちゃっているせいで筆が滑っていたらごめんなさい。

 

 

 

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