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イヤフォン沼からの救世主か!

ヘッドフォンもイヤフォンも、沼というほどではないけれどたくさん持っていて、なかなか「これだけあればもういいな」と思える決定打がないのが本音。

ヘッドフォンで言うと、ベイヤーダイナミックのDT990 Proがいちばん好きで、次がHIfIman HE400i(バランス駆動にリケーブル)とUltrasone PRO 650(密閉型)。これらは聴く音楽に合わせて使い分けています。 BluetoothだとRHA 650でほぼ決まり。音もデザインも使い勝手もみんな好き。

でも電車などで聴くときには、どんなにいいヘッドフォンを使っても騒音のほうが圧倒的に影響が大きいから、ノイズキャンセリングがついたBose quietcomfort 35かBower & Willkinson PXにしています。

ヘッドフォンに詳しい人だと、ここに挙げているラインナップを見るだけで、低域に締まりがあり、メリハリの効いた音が好きなのかな、と察するかもしれません。定評あるモデルばかりだから、さてはミーハーだな、とか。

残るはトゥルーワイヤレスで、RHA 650もB&W PXもBluetoothだけど音質がすごく劣るってこともないから、ワイヤレスそのものが嫌いなわけではないです。 でも初期の頃は片耳だけペアリングされないとか、イヤピース変えるだけで充電に不具合があったり、使い勝手に問題があるものも多かったし、たまに思い立って買っても納得できるものがなく、ままだ発展途上なんだなと思っていました。

そこに期待のモデルが登場。

M-SOUNDSのTW-3。いつの間にかVGP2020に選ばれています。カメラグランプリを参考にしてカメラを選んだことないですが、VGPはけっこう参考にしています。失望した経験もない。

多分トゥルーワイヤレスではHDSSを初めて搭載したモデルのはず。 HDSSというのは、イヤフォン内部でハウジングに音が共鳴して濁ってしまうのを抑える技術。ぼくはこれに未来を感じていて、まだクラウドファンディング だった頃に買ったくらい。輪郭がクリアに聞こえ、「正しい音がしている」という感覚がありました。

本体価格1万円くらいなのに、高品位で知られるSpinFitのイヤピースが同梱されていて、耳の穴の奥に押し込むっていうよりは、耳の窪みに載せるようにはめると自然に耳の奥まで届いてフィットするようになっています。

トゥルーワイヤレスはどうしても重さがあるため、耳の穴だけで支えようとすると痛くなったり、スポーツのときにずれたりするから、このフィット感は素晴らしいです。

IPX7、aptX対応というのも、このクラスの性能としたらトップレベルですね。

早速ペアリングして試聴。

まずはAndroidスマホのHuawei P30 Pro。選んだのはRadioheadの「In Rainbows」。音が良いので有名なアルバムですが、ロックにしては音域が広く、重ねられている音も多いから、細部のディテールが聞こえないと曲の良さが半減してしまうので、ワイヤレスの難敵。 でも音量を下げても音の輪郭がはっきりしていて、どこかの音域だけ強調されたようなバランスにならないのと、音量を上げても煩くないのは、さすがのHDSS。やたらと解像が高く、細かな音まですべて聞こえるというようなタイプではなく、優しくしなやかな音がするという印象。

こうなるとハイレゾで試してみたくなるので、買ったばかりのHiby M3 PROで。

「Go Go Penguin」聴いてみましたが、ベース音がぶれた感じにならずに引き締まっていて、それに重なるピアノの透明感が美しいです。エイジングの影響があるかわからないけれど、もう少し使って馴染んできたらオペラとかも聴いてみたい。いまさらながらMaria Callasマイブームです。オペラはクラシックとはまた少し違うヘッドフォンとの相性があって、これだ!というものが見つかっていません。歌が素直に伸びる傾向からして、相性は良さそう。

良いなと思うのは、イヤフォンの押し込み方を変えても音が変化しないところ。かなり奥まで押し込んでフィットさせないと、スカスカになってしまうものも多いけれど、そんなことはないです。

トゥルーワイヤレスのスタンダードともいえるタップによるコントロールも、エリアが広いため神経質に触れる必要はなく、誤作動もなかったです。

充電が早いわりに駆動時間も長いから、まずは朝ランのお供に。 早く旅行に行けるようになると良いな。

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