あの名画は三度目でも面白いのか選手権
「シックスセンス」あたりから、フリがあってエンディングで全て回収される映画が礼賛されるようになり、「セブン」「ユージュアル・サスペクツ」「ショーシャンクの空に」といった映画たちもその仲間として、ある意味では「芝浜」なんだなと。...
着替えるようにイメージをコントロール GR編
最初にちょっと難しいことを言うと、ロラン・バルトはみんながスタイルと呼んでいるようなこと、つまりカメラのフォーマットとか色合いとかいったことはエクリチュールと呼んで「それらは着替えるように交換可能なのだ」と。 で、その着替える人の体型や、服の好み、着こなしのセンスのように、...
2021年 聴けてよかった落語 best10
今年は映画や音楽で「10年先も忘れないだろうな」と思う新作に出会えなかったです。 どちらも人と人との関わりで作られ、洗練されていくものだから、それが分断された今の状況を考えたら、仕方のないことだったと思います。 そういったものから滋養をもらい、刺激を受けることが、自分にとっ...
イヤフォン沼からの救世主か!
ヘッドフォンもイヤフォンも、沼というほどではないけれどたくさん持っていて、なかなか「これだけあればもういいな」と思える決定打がないのが本音。 ヘッドフォンで言うと、ベイヤーダイナミックのDT990 Proがいちばん好きで、次がHIfIman...
US+THEM
ウディ・アレンの再来などと呼ばれるノア・バームバックが、アメリカに住む知識人の苦悩を描いた映画「イカとクジラ」(最高です!)のなかで、ジェシー・アイゼンバーグが学校の課題として曲を作っていって賞をもらってしまい、みんなの前で披露するのだけれど、のちにそれがピンク・フロイドの...
勝手にしやがれ
銀座で打ち合わせがあったので、ずいぶん涼しくなったから自転車にしたら、ものすごく気持ちよくて「そのまま帰るのももったいないなあ」と思っていると、リングキューブの告知看板に見慣れた写真が! 勝手にしやがれ!のアレ http://www.ricoh-imaging.co.j...
写真愛好家のための筋トレ 基礎知識編
筋トレのための基礎知識 体質による違い、向き不向き、理論のアップデートなどありますが、筋トレはかなりしっかりとしたメソッドがあり、健康維持や身体づくりの役に立つので、覚えておいて損はないと思います。 ちなみに年齢による制約はそれほどないとされていて、50代、60代で始めてバ...
どこよりも遅いX Summit 2019レポ
最初に思ったのが「えっ、渋谷?」という意外な場所のチョイス。渋谷っていうとシグマかリコーのイメージです。 でも、もともと富士フイルムは西麻布にあり、仕事で呼んでもらうと渋谷で降りて、明治通りを抜けて表参道を下り、246をちょっとだけ歩いて骨董通りを・・・というのがお決まりの...
かじりかけの林檎のための
2010年ごろだと思うけれど、メイン機はニコンF4で単焦点を揃えてリバーサルフィルム、自分の作品はライカM3、M2でモノクロだったのだけれど、シグマから「トークショーをやりませんか」とオファーを受けました。 作品をシェアするとしたら、オリジナルプリントの展示か、自分名義の...
シグマによる脱構築
Prologue おそらくシグマにはずっとジレンマがあって、それを象徴しているのは、シグマのカメラの新製品発表会なのに、そこで撮影するのにシグマ製品を使っている人がいないこと。 レンズならいます。dp Quattroをお守りみたいに首から下げている人も多い。けれども取材用...