マグナムを語る、ふたたび
ふたたび、というのは数年前にPHaT PHOTOとマグナムジャパンの共同企画で「マグナムの作家たちのコンタクトシートからプロファイルする」というトークイベントをやったからです。
たぶん伝説になっているはず。
今回は、富士フイルムとマグナムの企画展「HOME」が開催されるので、その内容を一般のお客さんにもなるべくわかりやすいかたちで「開いて語る」のが、ぼくの役割だと思っています。
詳細はこちらを。
先日、マーク・パワーが営団地下鉄の仕事をしたことがニュースになっていて、そのコメント欄を見て絶望的な気持ちになりました。
「We are the world」のビデオを見たけど、このサングラスしている人けっこう歌がうまいね! というくらいの感じ。それスティーヴィー・ワンダーだよ、スーパースター。
それは言い過ぎにしても、この時代にあって、まだドキュメンタリーってのは戦地や貧困、少数民族を撮るのが役割だと思っているみたい。
マグナムの作家の名前を五人あげられる人だって少ないと思います。勿体ない。
このメンツがみんな同じカメラで、同じテーマで撮っているなんて、見どころ満載なのに。
作品が素晴らしいのだから言葉なんて必要ない、という考えにも賛成できません。そこに橋を架ける人間は必要です。
Xやマグナムのファンはもちろん、写真についての知識はそんなにないという人にも楽しんでもらえるように、全力で挑みます。ぜひ。